冥王星りりか

   ポン、と軽い通知音がしたのでメッセージを…

短歌

twitter・noteからの転記など年ごと 2024年…

夢のはなし

鯨 「夢を見たんです」 と、男は言った。 電車はしばらく…

泡沫語り

平家物語の周縁に浮かんでは消える如き声(掌編集) 補陀落…

オメガの記録 花

花  降り立ったそこは一面の花畑だった。 見渡す限り色と…

オメガの記録

序 『アルファからオメガまで』 ――はじめから終わりまで…

彼女とお茶を

 今日も彼女は私の向かいで優雅にケーキを啄み紅茶を飲んで…

dead asleep

 朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「お…

通りすがりの地球人

通りすがりの地球人  宇宙人、なんて自分には関わりのない…

ユトリロ展を観に行ったという話。

  「寂しい絵だったな」 注文を取り終えたウェ…